7月21日にレバレッジドインデックスナイトを開催してきました。
投資界隈のオフ会に参加するのは初めてだったので、何を話すものなのかよくわかりませんでしたが、基本的にはずっと投資の話をしていたような気がします。
hassさんによれば、他の投資家の集まりではほとんど投資の話はしないとのことだったので、そういう意味では奇特なナイトだったんじゃないかと思いますね。笑
投資家の集まりにしては、参加者に若い人(30前後)が多かったのも特徴でしょうか。
あとは金融知識だけではなくて、ITにも明るい人が多かった気がします。
Contents
参加者たち
僕の座っていた位置から時計回りに簡単に一言ずつ紹介してみます。
Kanamolyさん
ROKOHOUSEの問い合わせメールから飛び入り参加された方。オプションの利用方法や海外に拠点をおくことによる節税メリットなどについて語っていた。
takamirさん
Twitterの界隈でよく絡んだりする麻酔科医さん。日焼けしていたのでスリランカ帰り感がでていてすぐわかった。
hassさん(hassのまったり投資譚)
こちらもTwitterで知り合った理論派ブロガーさん。VIX指数への情熱にレバレッジかかってた。
たごさくさん
ロジカル筋トレやロジカルセフレ術もやってるおもしろい人。ただし失踪中。
ヒロキさん
このメンツの中では割とアクティブに投資をしている人。興味の範囲が広そう。
ぞね
レバレッジ投資をしていて、IPOや優待クロスなどもやっているので連れて行ってみた友人。
カーネルさん(Dr.Kernelの見た世界)
ブログでも何度か引用させていただいてるブロガーさん。医学に統計にITに明るいお方。
レバレッジETFの金利コストについて
僕が今回、皆さんの意見を伺いたいなーと思っていたネタはこれでした。
事前にSPXLとUPROのSPY×3との過去1年間の乖離を調べていったんですけど、SPXLの乖離が7.2%、UPROの乖離が6.8%と、以前計算したときの3%の水準からかなり大きくなっていたんですね。
金利コストがあがればレバレッジETFのコストがある程度高くなることは予想してますけども、まだFF金利が2%に達して1年経っていないことを考えると、それを3倍+その他コストを考えても少し高いかなというのが僕の印象でした。
もしレバレッジETFの金利コストがFF金利よりも相当に大きなものになるとすれば、いくらアセットに分散投資をしてシャープレシオを低下させたところで、その効果と相殺されてしまいます。
hassさんは楽天投信の方にこの話をしたことがあるとのことで、レバレッジETFのファンドが保有する資産のうち、金利のかかる割合は2~3割程度なので金利の影響はそこまで大きくないだろう、というような見解を示していました。
カーネルさんは毎度のことながら仕事がはやく、レバレッジナイトの翌日(笑)にこの分析をしてくれてたみたいです。
早速計算してみました。SPXLの日時変動(y)がSPXの日時変動(x)の回帰式 y = ax + b で表されるとした時、(a, b) = (3, 0)となるのが理想ですが、そのa(係数, coefficient), b(残渣, residuals)の時系列をプロットにしてみました。 https://t.co/zkJiS58LoK
— カーネル (@kernel_j_p) 2018年7月22日
この一連のツイートを追っていくと、昨年12月にイレギュラーな下方乖離があったことがわかります。
まあでも仮にこれが下方乖離の発生源だったとしても、このような下方乖離が生じたのが金利コストの変動である可能性もあるかもしれませんし、そもそもレバレッジのコストが金利水準によって変動しないとは思えないので、このあたりは僕自身も今後注視していこうと思います。
個人的には、レバレッジETFはただポートフォリオにお手軽にレバレッジをかけることのできる手段であるとしか考えてないので、もしほかの手法でより低コストでレバレッジをかけられるのであればそれでいいわけですからね。
僕は普段、株価の上下というのをほとんど気にしてないし、そのうち自分にとって良い局面がくると思っているので債券が下落したときなんかも「残念だな~」くらいの気持ちで眺めているのですが、金利コストの話のように、戦略の前提に関わってくるような話の場合は別です。
もし金利コストが想定以上になるとすれば、速やかに戦略を変更しなきゃいけませんし、ROKOHOUSEとしてもこの点についてはより細かくみていきたいと思っています。
一番確実なのは、実際の金利上昇に伴って、実際のレバレッジETFのコストがどの程度上昇していくのかを帰納的にウォッチしていくことですので。
IPO、仮想通貨マイニング、太陽光発電等
米国株の話以外にも、いろんな話をしました。
僕の友人のぞねくんはIPOや分売など、抽選系の投資に力を入れていて(IPOは一部だけ僕もやってます)、抽選申し込みなどをプログラミングで自動化して合理化したりしています。
また、仮想通貨マイニングは今年の頭くらいには素晴らしい効率を誇っていたが、今は奮っていないという話などもぞねくんから。
ビットコインETFが誕生するかもしれないという話が世間を賑わしているので、もしそれが事実となればマイニングにも旨味がでてくるかなと思いますね。
太陽光発電は僕の会社でメガソーラーをやっていて好調に利益を生んでくれていることや、実際にやっている友人の話を聞いてもなかなか美味しいようだという話をしました。
ただ、今はFITの売電価格もだいぶ下がっているので、これからはじめる太陽光発電についてはわかりませんけどね。
オプション取引、VIX系ETPについて
Kanamolyさんとhassさんが気合をいれて喋っていたのがオプション取引についてでしょうか。
hassさんはVIXのショートに期待されているようで、かなり熱をいれて語ってくれましたね。笑
僕もVIXのショートは前から面白そうだなと思っていたのですけど、IB証券の口座を開けるのがめんどくさいなあとか思いながら見送っていました。
途中でIB証券の口座持ってる人?と声をかけてみると、大半の人が手をあげるという変な飲み会でしたね。笑
hassさんがあまりに推すので、僕もルーエンバーガーの本を読み進めつつ勉強しようかなーとか思ってます。
他にもいろいろ
ヒロキさんなんかはなかなか尖った投資をしていて、ネットフリックスをショートしてると言ってました。
FANGを直接ロングしている人はいなかったようなので、やはり今のモメンタムに乗ろうと考えているタイプの人は少なかったんだと思います。
あと、たごさくさんが失踪した件については僕もよくわかりません。笑
最後まで普通に和やかムードだった気がしますし、誰かが釘バットを持ち込んだなどの事実は一切ありませんので!
他ブロガーさんの話とかも少しだけした気がしますが、まあその辺は参加した人だけの話ということで。
反省点
ただの飲み会なのに、やたらと遠くから人を集めてしまったからちょっと悪いことしてしまったかなという気もしています。
大阪から参加が2名、仙台からが1名、名古屋からが1名だったかな。
これは僕の、みんなどうせ関東近郊に住んでいるだろうという関東民特有の奢りが露呈した結果だと思いますね。
まぁ、それでも集まっていただいた方は本当にありがとうございました。
次にやることがあればもう少し、主催として語りあいたいテーマを用意していくべきですね。
終わってから「あの話もしたかったな~」みたいなことはいくつかあったんですけども。。。
あとは、やっぱりあれだよね、男多すぎね?
インデックス投資ナイトとはまた違う雰囲気ですね(笑)
金利コストの件、今後も注目しています。レバ系ではある意味では宿命ですが、変動幅が大きいとよろしくないですよね。先行きがより読めなくなりますね。今後も開催してください。
面白い記事をありがとうございます。
インデックス投資ナイトとはずいぶん違う雰囲気だったんじゃないかと思います、想像ですけど。笑
リアルでこういう会を開いたりするのは、また投資とは別のスキルが要求される気がしますね。
次はもうちょっとゆるふわな会にしようかなとおもってます!
無利子で借り入れができるなんてうまい話があるはずがないのである程度は織り込み済みですが、それも程度問題ですねぇ。
まあでも、突然に大損するみたいな話ではないですし、金利コストが今後も増えていく傾向にあるようならそれを確認できた時点でPFを切り替えればいい話ですので今後も継続的に観察していくつもりです。
私も仮想通貨マイニングをやってました。
年初はパソコン1台(ゲーム用にチューンした程度の性能のもの)で1日に1300円稼ぎ、電気代を280円払うという状況でしたが、アルトコインの暴落で、今では電気代すらペイしなくなりました。残念です。
ちゃろさん
自然に考えれば、供給量が絞られている分、儲かれば儲かるほどディフィカルティはあがっていくはずなので、最終的には電気代の安い国でしかペイしなくなるんじゃないかというのが気になり、僕ははじめませんでした。
まあでも今後はわかりませんし、ただ仮想通貨に投資するとかよりは面白いチャレンジだと思ってます。