僕はほとんどテレビを見ないのですが、たまにテレビをつけるとくだらない番組ばかりが放送されていて、世の中はどんどん悪くなっているのでは、なんて思いませんか?
僕は別に思いません。笑
確かにテレビはくだらない番組ばかりに思えますが、僕も中学生くらいまではテレビを見るのが好きでした。
子供と接しているとよく感じるのですが、子供って笑いの沸点が低いんですよね。
だからヒカキンさんのお決まりの「ブンブンユーチューブ!」だけで笑う。
それは彼らにとってはあらゆることが、新しく、斬新で、新鮮だからです。
僕がよく思うのは、歳を取るということは飽きることだな、ということです。
映画やアニメを見ていて思うこと
僕はそれほど映画をたくさん数をみているわけではないのでそれほど詳しいわけではないんですが、かなり好きな娯楽なんですね。
技術的にも最先端のものが結集されているし、背景には必ず抽象的なメッセージ性があり学びがあるし、飽きさせない演出によりエンターテイメント性も高く、その割にチケットが安い。
大学生くらいの時にみたCUBEなどの新鮮な衝撃は今でも覚えていますし、大好きな映画のひとつです。
でも、気づくと歳を取るにつれて、映画やアニメにおいても無駄にパターン認識して自己解決してしまうようになります。
純粋にその個別の映画を楽しみたいだけなのに、「またタイムリープして世界(または恋人)を救う話かよ」とか、「ああ戦争に参加した人が徐々に狂ってく系ね」みたいに感じたりする。
それでも抽象度を下げれば個別の話は全然違うし、そこで発見があったりして十分楽しめる娯楽なんですけども。
ちなみに、ここ数年で見た映画で特に良かったのはインターステラ、ララランドでしょうか。
もともと新海誠ファンなので君の名はも楽しめました。
世界が色褪せる前に
まあつまり僕がいいたいのは、もうあらゆることに飽きてしまった世界でお金をそんなに持っていてどうするのだろう、ということです。
もちろん、歳をとっても楽しめる娯楽というのはあろうと思います。
世界旅行とかですかねえ。
でもやっぱり、相対的には感動できることは減っているはずです。
世の中で新しいものが出てきた時に、若者がこぞって飛びつくが、年寄りは腰が重いという現象には、年寄りは適応が苦手という能力的な問題の他に、こうした飽きの問題もあるのではないか、と思っています。
もちろん老後の生活不安への備えは必要ですが、すでに米株投資をはじめているようなリテラシの皆さんなら、すでに心配に及ばないだけの資産を持ってる人も多いはず。
資産運用のポイントは銘柄の目利きとかタイミングではなく、アセットアロケーションと時間なんですから、株の細かい値動きを追っている時間があったら、余ったお金をどのように消費するのが人生の満足度を高めることに繋げるか、とかそういう情報を探したほうがいいような気もします。
マネーフォワードに表示されるデジタルな数字が増えていくことだけに快感を見出すような人生にはしたくないですね。
同じようなコンテンツを繰り返すブログが存続できる条件
ビジネスでもブログでもそうですが、世代的な流動性というものをすごくありがたく思います。
冒頭のテレビの話も、要は僕はすでにテレビが想定している対象から外れてしまっただけで、テレビにしてみれば常に新しい視聴者がいるわけですから仕方ないな、という気がします。
1人の人間が知っていることや、創作できることというのは限りがあるし、アウトプットできる内容というのはある程度繰り返しにならざるをえない。
だからミュージシャンとかも、3rdアルバムくらいから大体迷子になりますよね。
ブログをやっていても、固定ファンがついてくれるのは嬉しいのですが、どうしても一定の新規ファンの流入がないと、内容的に飽きられてしまいます。
僕のブログの読者は、80%近くが既存ユーザーになっていて、いつも読みにきていただける方には本当に感謝してます。
これからもできるだけ、具体的な分析であったり、何か少し変わったものの見方だったり、そういうものをお届けできればと思いますが、やはり新しい読者向けにある程度一貫したメッセージを投げ続けることも大事だと思います。
ですので、またその話かよ!ということがあってもそこは多めにみていただければと。。。
お気軽にコメントをどうぞ。※管理人からのレスは期待しないでください。