正しいETFの買い増しロット、買い増し頻度は?




個人投資家のほとんどの方は、給料の一部で株を定期的に購入するというマイルールを設定されていると思います。

そこで悩ましいのが手数料の問題です。

 SBI証券の手数料
 約定代金の0.45%
ただし下限5ドル上限20ドル

ETFをあまりに小さい単位で買ってしまうと手数料が高くなるし、お金がたくさん貯まるまで待ってから買うと機会損失が気になります。

株は1ヶ月で平均的にどれくらい値上がりするのか?

シーゲル教授によると、インフレ調整前のS&P500の年率平均リターンは8.1%です。

これを月単位の複利に直すための計算式は、

1.081 ^ (1/12) ですので、

答えは1.006512、つまり0.65%程度、1ヶ月あたりで値上がりを見込めると考えられます。

それに対して、ざっくりと計算したときの購入ロットごとの手数料は、

100ドル 1000ドル 10000ドル
5ドル(5%) 5ドル(0.5%) 20ドル(0.2%)

こうです。

さすがに100ドル(およそ1万円)単位で買うのは5%と割高な手数料になるのでやめたほうがいいですが、1000ドル(およそ10万円)からの買い付けであれば、1ヶ月の株の期待リターンで十分に元がとれるといえますね。

つまり、10万円以上資金が手元にあるときは、以降の月でそれ以上貯まるのを待つ必要はなく、どんどん買い増ししていくのが正しいことになります。

以前は為替手数料が1万ドル単位だとFXを使った両替がお得だったのですが、SBI銀行を介した両替コストが1ドルあたり4銭まで下げられたため、こちらも気にしなくてよくなりました。

結論

当サイトが推奨する買い増しの最小単位は、だいたい10万円単位です。

例えば月に5万円投資に回すお金を捻出している人であれば、2ヶ月に1度、10万円の買い付けをする感じが良いのではないでしょうか。

とはいえ、あまりに細かい買い付けをするのも手間がかかってめんどくさいという方もいると思いますし、50万円、100万円貯まってから買うというのでもそこまで悪くないとは思います。

このあたりはそれぞれの方の考え方があるので半年に一回だとか、ざっくりと決めてしまうのはありだとは思いますが、配当再投資の複利効果を存分に生かすためには細かい買い増しスパンが最適になります。

買い増しルールを決める際には、1ヶ月の株の平均リターンは0.65%程度とおぼえておくと良いのではないでしょうか。

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